P/Lの読み方 練習帳 › 第4課
第4課 営業外と特別の損益
営業利益の下では、本業の外の出入りを足し引きします。くり返すものは営業外、その期だけのものは特別に入れます。
例に使う「サンプル商事株式会社(架空)」は卸売業の架空の会社で、表の数字はすべて架空の数値です。実在の会社の決算とは関係ありません。単位は百万円です。
| 百万円 | 第1期 | 第2期 | 第3期 |
|---|---|---|---|
| 営業利益 | |||
| + 受取利息 | |||
| + 受取配当金 | |||
| + 雑収入(不用品の売却など) | |||
| - 支払利息 | |||
| 経常利益 | |||
| 営業利益-経常利益 |
経常利益が営業利益より小さいとき
営業外の収入より、支払利息のほうが大きいという意味です。つまり借入の重さが、本業のもうけを削っています。B/Sの有利子負債(B/Sの読み方 練習帳の第3課)と並べます。
| 第1期 | 第2期 | 第3期 | |
|---|---|---|---|
| 有利子負債(B/S、百万円) | |||
| 支払利息 ÷ 有利子負債(%) | |||
| 支払利息 ÷ 営業利益(%) | |||
| インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) |
支払利息 ÷ 有利子負債は、期末残高で割った簡易な金利の目安です。インタレスト・カバレッジ・レシオ=(営業利益+受取利息+受取配当金)÷ 支払利息。
第3期は借入を減らしたのに、支払利息は増えました。金利の目安が上がったためです。営業利益も減ったので、利息が本業のもうけに占める割合は % まで上がりました。
特別利益・特別損失
固定資産の売却、災害の損失など、その期だけの出来事です。経常利益には入らず、税引前利益に入ります。サンプル商事の三期は、どれも特別損益がありません。
例:帳簿の額 の倉庫の古い設備を で売ると、固定資産売却益 (特別利益)
売った代金のうち、帳簿の額を超えた分だけが利益です(百万円)。
特別利益で当期純利益が膨らんだ期は、経常利益と並べて見ます。来期もくり返す利益ではありません。
法人税等は、税引前利益の三割前後になることが多い費用です。サンプル商事の税負担率は、第1期 %、第2期 %、第3期 % です。
第5課以降と自社診断は有料版(note)で
ここまでで、5つの利益と、原価・販管費・営業外と特別の損益の読み方を見ました。続きの有料版では、同じサンプル商事の数字を使って、損益分岐点(数量・粗利単価・固定費をスライダーで動かす)、前期比の要因分析(粗利の増減を数量・粗利単価・在庫評価損に分ける)、P/LとB/Sのつながり、三期を並べた総合演習に進みます。自社のP/Lの数字を入れて利益率と損益分岐点を出す自社診断も付いています。
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